appjapan-ストレートネック対処法・処置法

首の病気、ストレートネックの解説

◆ストレートネック対処法・処置法

◆ストレートネックの治療法

 ストレートネックとは頸部への負担が継続的にかかる事によって発症する慢性系の首の障害です。

 神経系の圧迫によって様々な症状を発症する障害でもありますから、自覚症状の見極めが非常に大切となります。

 首の病気の代表としては首のこりを伴う肩こり症があります。

 肩こりも障害には変わりませんが、ストレートネックと肩こりの大きな違いは首の頚椎と呼ばれる骨の構造に変形が見られる点が最大の違いです。

 首の痛みの原因の項でも解説しておりますが人間の頭部は実は想像以上に重く、頚椎のS字カーブのクッションだけで支えるには困難な構造をしております。

 この元々難しい構造である点がストレートネックのひとつの要因ともなっております。

⇒ストレートネックの治療法の解説

◆首の頚椎のゆがみ

 ストレートネックは、首の頚椎のゆがみが大きな原因である。

 そもそも頚椎は本来、柔らかな角度のゆがみ、湾曲が備わっているが、このゆがみが正常な範囲から外れると首に痛みを生じるようになる。

 正常な角度とは、首のS字湾曲の「30~40度」の範囲が基本的に正常なゆがみラインと言われている。

 この角度よりも浅くなっても、深くなっても、頚椎には何らかの障害が加わる。

 頚椎は全身につながる神経が通っているため、しびれ症状などを発症するのである。

 その為、ストレートネックの改善を図る際は、まずこの頚椎の正常な湾曲を取り戻すことを目的に治療を行っていくことになる。

◆症状の特徴について

 ストレートネックの症状には実に様々な症状が確認できる。

 これは、首そのものの痛みよりも、首の頚椎の圧迫による神経障害が多いためである。

 神経系組織が圧迫されると、めまいや、手の痺れ、場合によっては下肢の椎間板ヘルニアの発症の要因ともなる。

 それほど首の頚椎の神経障害は深刻な病気とも言える。

 また、首を上方に傾けると首部分に違和感や、痛みを生じるのもストレートネックの大きな特徴である。

◆首の痛みの原因について

 人体の中で、首は最も痛みを多く発症する部位である。

 サラリーマンの70%以上の人が肩こり症状を感じているように、首には様々な障害を発生する要素を多く秘めている為である。

 そもそも、頭部の重さを支えるだけでも首への負担は想像以上に大きなものだ。

 ここに、過度な運動による衝撃や、逆に同一姿勢による血流の低下、そして骨格の変形などをもたらす結果、様々な首の病気に発展するのである。

 また首の障害はムチウチなどの突発的な障害よりも、継続的負担による、慢性的な障害がその大半を占める傾向にある点も大きな特徴である。

◆肩こり症とは?

 肩こり症とは、首周りのうっ血などが原因となって発症する疾患の総称。

 ストレートネックも肩こり症の中のひとつと捉えることもできる。

 パソコンの使用が多くなった現代では、肩こり症を発症する患者が急増している。

 一般的なうっ血がもたらす肩こり症から炎症をもたらすものまでその範囲も広い。

 肩周りは神経も多く頭痛の要因ともなる。

◆リンパ性疾患

 首に痛みを生じる疾患は多くあります。

 ストレートネックや寝違い、そして肩こり症などがその代表です。

 しかし、これらの症状以外で痛みを生じる場合は別の疾患の可能性も検討されます。

 その代表的な疾患はリンパ腫瘍などが要因となって発症する痛みです。

⇒首の痛み・しこりの原因

◆神経障害とは?

 神経障害とは、神経系に関わる疾患の総称。

 首の頚椎には人体の四肢に関わる様々な神経が張り巡らされており最も重要な神経が集まる部位でもある。

 椎間板ヘルニアなどに代表されるヘルニア疾患も神経系障害のひとつである。

 神経障害をもたらす疾患は、合併症やストレス症候群などを引き起こす可能性があるため、軽視できない疾患。

◆整体や矯正枕などの装具を過信しない

 ストレートネックを発症してしまった場合の病院の診察はどこを受診すると良いだろうか?

 基本はまず整形外科である。

 骨格の変形が伴っているかどうか?

 この点を確認する為にもレントゲン設備のある病院の診察を受けることが基本である。

 整体はからだのゆがみを整える医院としてのイメージが強いが、画像診断なくしてストレートネック症と決め込まれてしまっても適わない。

 また、整体の場合は長期的に通院することになるケースが多い。

 これはストレートネック症という首の疾患が長期的に進行する障害であることが要因にある。

 長期的な姿勢の不備によって障害をもたらすのがこの障害。

 改善すべき本当のポイントは私生活にある。

 仕事の際の姿勢や睡眠時の姿勢の改善から取り組まない限り、何度も何度も治療に通院することになってしまうというのが一般的な流れである。

 近年では睡眠時の姿勢を安定される矯正枕などの装具も多くあるが、これらの使用製品を使用することは悪いことではない。

 長期的視点に立てば、睡眠時に姿勢を矯正するというのは理に適う。

 しかし、睡眠時の姿勢だけを改善しても肝心の起きている時間帯の姿勢を改善できなければやはり治療効果は半減される。

 パソコン病とも呼ばれるストレートネック症の治療では、パソコンの画面を視線の高さにそろえるなど、様々な面からの対策を行っていかなくてはならないのである。

◆体操やエクササイズで根本の改善

 ストレートネックの症状が進行してくると神経系の圧迫により「手のしびれ」などの症状を発症するようになるケースが多い。

 病院の診察では握力の測定なども行い進行度合いをチェックする。

 ある程度進行しているケースでは握力が確実に低下する為である。

 治療の過程では、装具などの利用をしながらまずは頚椎の湾曲を自然な湾曲へと導くように矯正を行っていく。

 また、定期的に体操などを取り入れて根本の改善にも努めるようにする。

 首の疾患の専門医であれば簡単に取り入れることができるエクササイズなどの指導もしてくれるはずである。

 治療期間中は同一姿勢が長時間続くような今までの習慣を断ち切り、ストレッチや軽いエクササイズ、そして睡眠時の姿勢の矯正を総合的に取り組んでいくことが遠いようで最も近道の治療法。

 今期よくストレートネック障害に向き合い、根本的な生活習慣の改善を目差そう。

◆めまい・立ちくらみ・しびれ症状がある場合

 ストレートネックの症状の特徴として

●めまい
●立ちくらみ
●しびれ症状
●肩こり
●目がかすむ

 などの症状があります。

 これらの症状を発症しているデスクワークが主体の仕事をしている方の場合は、自分もストレートネックの可能性があると思うでしょう。

 しかしここで病院や整体を探す前にもう一度自分の状態、セルフチェックを行ってみてください。

 めまいやたちくらみといった症状はたくさんの疾患が要因となって発症する疾患です。

 代表的なものとしては、脳の酸欠症状などによる「めまい」や「立ち眩み」といった症状、「しびれ」なども十分な酸素がいきわたらないことが原因で症状が発症しているかもしれません。

 酸欠をもたらす最大の要因はヘモグロビン濃度の低下。

 酸素を運搬するヘモグロビンが低下している可能性を検討し、血清鉄の血液検査を行った方が良いかもしれません。

 ヘモグロビンは鉄分を主体として合成される成分である為です。

 また、首全体に痛みを感じる場合や頭が重く感じる場合は、血行に問題があるかもしれません。

 前項でも解説しましたが、日々のストレッチなどを継続的に実行し、習慣を変化させてから再度自覚症状を表などにしてチェックしていくことも大切です。

 ストレッチや軽めのレジスタンス運動、早朝のジョギングやスポーツ仲間との休日のアウトドア活動を続けることで首に感じていた違和感が開放されるかもしれません。

 これらは、血行が悪かった事やストレスといった全く異なる要因が関与していたことを表しますが、このような日常生活の変化だけで改善が見られるケースも多いのです。

 尚、急激なめまい症状をもたらし、一瞬記憶が飛ぶ。

 というような場合は早急に医師の診断をうけるようにしましょう。

 近年急激に増加しているメニエール病と呼ばれる疾患がありますが、一瞬の急激なめまいによって転倒し大きな障害へつながっているケースも見受けられます。

 発症確立は比較的高い疾患でもあるので、めまい症状の度合いが強い場合は、このような他の疾患の可能性も検討するようにしましょう。

◆手にしびれを感じる場合の4つのセルフチェックポイント

 手にしびれを感じるケースでは、頚椎系の障害が発症している可能性が検討されます。

 手のしびれが長期間にわたって続いている場合は、以下のセルフチェック項目を確認してみましょう。

●ものを持つときに指先がしびれる
●手をとめると指先がわずかに震えている(止めようと意識している状態であるにも関わらず震えてしまう)
●肘をぶつけたときのような痛みが継続的に2分以上続く
●握力が極端に低下している

 以上4つのチェック項目を確認し、3つ以上が該当した場合は、腕の障害よりも頚椎系の障害を検討するほうが良いでしょう。

 頚椎は全身の末梢神経につながる人体で最大の神経組織が集中する器官です。

 腕の痺れ症状の場合は、まずこの頚椎系の疾患の可能性を検討していくのが通常ですが、強いしびれや震え、また握力の低下は何らかの神経系の障害が関与しているのが通常です。

 1つでも当てはまる症状がある場合は、可能であれば病院の診察を受けるべきです。

 診察の窓口は整形外科が適切でしょう。

 レントゲンを確認するうえでもやはり初回の診察は、整体よりも医療設備の整った整形外科の受診が必要です。

◆頭痛・偏頭痛対策は早朝のマグネシウム

 頭痛や偏頭痛が激しい方は一度病院の診察を受けると共に、栄養成分についても意識的に変化を加えてみるとよいでしょう。

 頭痛を起こすと頭痛薬を飲む方が多いと思いますが、定期的に頭痛症状を発症する方の場合は食事による栄養成分のコントロールでも頭痛症状を緩和させることが可能です。

 痛みの元となる成分を緩和する働きをもっているのがマグネシウムです。

 このマグネシウムはほとんどの食品に微量に含まれている成分ですが、不足する時間帯があります。

 マグネシウム成分の働きは血管の緊張をゆるめる効能があります。

 血管の緊張、収縮は偏頭痛の最大の要因でもあり、この緊張を取りほぐしてあげることで痛みは大きく緩和します。

 マッサージや整体で血行を高めることで楽になるケースがありますね。

 その原理とほぼ同等です。

 尚、マグネシウムの摂取は早朝がベストです。

 マグネシウムを効率よく摂取するにはマグネシウム専用のサプリメントなどを使用するのもひとつの方法です。

 最も体内血中濃度が低下する早朝に血管の緊張が続くのは1日のスタートが重い原因ともなります。

 起きてすぐ。食事の前の早い段階で摂取し、朝から脳の血管を拡張させてリラックスしておくことは頭痛をおこさないポイントとも言えるでしょう。

◆首のS字湾曲とは?

 首のS字湾曲とは、ヒトの頚椎の構造がクッション性をもつために形成された構造のことです。

 まっすぐであればこの衝撃を直接受けることになるため、自然な湾曲を形成しているのですね。

 このS字が崩れると衝撃を緩和するクッション性能も低下し首の障害を発症する要因ともなります。

 ストレートネックは首の障害の中でもこのクッション性能を失うという特徴があることから注視されている首の病気のひとつとなっているのです。

◆夜中中歯ぎしりが続く場合

 夜中になると就寝中にかなり大きな歯ぎしりをしてしまう方も多いかと思いますが、この歯ぎしりはストレートネック症を発症する要因ともなるので注意が必要です。

 歯ぎしりの音は実際に耳にした方しかわかりませんが、黒板に爪をたてたような想像以上に何とも言えない音が鳴るものです。

 初めて歯ぎしりの音を耳にされた方は「ここまで大きな音が出るもの?」と驚かれるでしょう。

 大きな歯ぎしりの音がなるほど強く歯を擦り合わせている場合は、当然あごや首に大きな負担をかけることに繋がります。

 本来睡眠時にリラックスし疲れを緩和させるものですが、歯ぎしりが強い方の場合は睡眠中に肩こりやストレートネックの原因に繋がる慢性的な疲労症状を発症しやすくなるので注意が必要です。

◆見直されるピラティスとヨーガ

 一時期世間の大きな注目を集めたピラティスですが、この姿勢を整える目的で行なわれる運動はストレートネックのリハビリにも効果が期待されます。

 ピラティスでは運動自体は非常に優しい運動で動作も簡単なものが多くなっておりますが、実際にしっかりと行なっていくと思ったよりも負荷もありハードなメニューも存在します。

 リハビリでは筋力の向上もひとつのテーマとなる為、このピラティスによるリハビリ効果はストレートネック症状の改善に大きな役割を与える可能性を持っております。

◆椎間板ヘルニアとは?

 頚椎とは異なりますが、ここでは補足として腰の腰椎に発症する障害の代表でもある椎間板ヘルニアについて解説を加えておきます。

 椎間板ヘルニアとは、腰部の椎間板に異常をきたす疾患です。

 椎間板内の神経に腰椎が直接触れることから腰から足にかけて激痛が生じます。

 激痛を伴う椎間板ヘルニアは、下肢の動きに制限が加わるなど日常生活に支障をきたしかねない疾患でもあります。

◆ムチウチとは?

 ムチウチとは、頚部に強い衝撃を受け幹部に炎症を発症する障害です。

 ムチウチ症とも呼ばれる。

 交通事故など、強い衝撃が加わる際に発症することが多い障害で首の頚椎へ大きな障害を残すこともあり、後遺症としてムチウチ症状が長期的に継続するケースもあるため注意が必要です。

 長期間にわたり痛みが取れないケースや、障害を発症後1ヶ月~2ヶ月経過しても痛みがとれないようなケースではむち打ち症の可能性を検討していくことが大切です。